別府市、11月に「ONSENアカデミア」開催 |
大分県別府市は11月21、22日、全国の温泉関係者(有識者、民間事業者、行政)によるシンポジウム「別府ONSENアカデミア」を同市内で開催する。現在、全体会テーマ「温泉地におけるインバウンド対応」の検討資料として、全国市長会・温泉所在都市協議会加盟都市109市を対象にアンケートを実施している。
温泉地を訪れる外国人観光客の増加にあわせ、多言語対応や無線LAN整備など必要なサービスだけではなく、タトゥー(入れ墨)や入浴マナーなどのトラブルが増えている。特にタトゥーを入れた人は暴力団関係者を想起させるため、入浴を断る温泉施設が多いのが現状だ。
シンポジウムでは、外国人観光客が増えることによる問題点を共有し、解決する一助につなげるため、同市が各地の状況を把握して議論に生かすことを目的にアンケートを実施している。
アンケートの内容は、観光客数(推移、国別)▽温泉地における外国人観光客に対する取り組み状況(多言語表示、通訳ボランティア育成、免税店設置・外貨両替、祈祷室設置など)▽入浴施設における外国人観光客に対する取り組みの状況(外国人専用温泉をつくる、貸し切りを認める、水着の着用を認める、タトゥーを認めるなど)▽「外国人が日本の文化に合わせる」「日本が外国人のニーズに合わせる」のどちらかを選択▽温泉施設の外国人対応について、成功例・失敗談などのエピソード▽他都市に聞きたいこと―の6項目。
さらに番外編として、変更が予定されている温泉マークについて、現状のものと経済産業省が提示している入浴者の姿を加えたもの、それら以外のデザインの3項目の選択を求めている。
アンケート結果の詳細は、シンポジウム内で発表する予定。 |
|
下呂温泉で恒例の謝肉祭、豪快牛焼きに行列 |
|
会場内で飛騨牛の大きな肉の塊を焼く |
下呂温泉の秋の恒例イベント「謝肉祭2016秋~飛騨牛豪快焼き&秋の味覚満喫フェア」が16日、岐阜県・下呂温泉で開催された。毎年恒例の行事で11回目。
イベントの目玉である飛騨牛の豪快焼きには、例年よりも多くの行列ができ、用意された3千人分が昼過ぎには無くなり、約200人分が追加販売された。飛騨牛の大きな肉の塊を焼くデモンストレーションには多くの観光客が押し寄せた。
ステージでは、御前太鼓「華響」、名古屋の中高生で構成されるビッグバンド「フリーヒルズ・ジャズオーケストラ」によるジャズコンサートが開催された。下呂の芸妓衆による「下呂音頭」も披露された。
このほか地元食材のバザーやアトラクション、特設足湯セット、毎年好評の移動動物園などが開催された。
下呂温泉旅館協同組合の滝多賀男理事長は「謝肉祭やチャップリン像など下呂の新しい魅力として始めたものが10年を超えて定着した。まだまだ下呂の魅力は広めることができ、ハワイやローマなどを研究している。下呂温泉の新しい温泉施設の内容についても構想はある」と話す。
|
|