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 ■いらっしゃいませ!  第2510号≪2009年4月11日(土)発行≫掲載
第530回「よその旅館ホテル」

湯宿湯元板屋(栃木県・湯元温泉)

大類美恵さん


──150年続く宿。
 「日光の山奥にある旅館で主人が12代目です。代々の家業を預かっているという責任を感じています。ハイキングや登山のほかお湯を目当てに来てくださる方が多いですよ」 

──接客モットーは。
 「心からのおもてなしです。理不尽なことを言われてもまず全てお聞きする、心からお詫びする、できないことも代案をお出しするといったことを心がけています。それによりお客さまとのつながりも違ってきますし、リピーターになってくださる方もいます」

──客層は。
 「以前は5〜600人収容の旅館でしたが平成2年に新設オープンし夫婦、女性、小グループのお客さまをお受けしています。当初は苦戦しましたが口コミ客も増え、日によっては3分の2以上がリピーターの時もあります」

──風呂は。
 「乳白色の硫黄泉、天然温泉で冷めにくく保温効果もあります。男女それぞれ内湯と露天風呂があります」

──料理は。
 「お席につかれてから一膳一膳あつあつのものをお運びします。季節に合わせた会席料理で、特に名産の湯葉は必ずメニューに入れています。湯葉のお刺身は人気ですね」

──外国人客も多い
 「台湾、韓国、香港からのお客さまが多いですが、今年に入って円高の影響もあってか少ないようです」

──受け入れで問題は。
 「言葉は単語を並べて通じる程度です。日本や日本食を味わいたいと思っている方が多いため、言葉に対する期待は大きくないようです」

──経営課題は。
 「いかに新規のお客さまを増やすかです」

──料金は。
 「2人1部屋で1泊2食1万9500円からです」

【1泊2食付き1万9500円から。客室数24部屋、収容人数93人】


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