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　■いらっしゃいませ！　　第2561号≪2010年5月15日（土）発行≫掲載

第579回「よその旅館ホテル」

大正池ホテル（長野県・安曇野）
田川和夫さん

──上高地の「大正池」はとても有名ですが、場所はその近くですか。
　「大正池バス停のすぐ前で、池のほとり唯一の宿泊施設です。上高地散策の出発点ともなり、シーズンは多くのお客さまでにぎわいます」

──となると、自慢はロケーションの良さですか。
　「そうですね。眼前にそびえる焼岳の美しさ、大正池の醸し出す静かな雰囲気はお客さまにも人気で、朝夕の散歩は格別ですよ。写真撮影やスケッチにも適しており、このロケーションこそが当館の自慢です」

──冬期は閉鎖されますね。
　「営業期間は4月下旬から11月中旬です。約7カ月しか営業できず、この期間に冬の分も稼ぐ必要があるので、なかなか大変です（笑）」

──客室は。
　「全27室ですが、うち21室は洋室です。個人、小グループ・小団体のお客さまがほとんどです。比較的中高年の方の利用が多く、中には1年に3〜4回来るお客さまもいます」

──温泉ですか。
　「いえ、沸かし湯となります。男女各1施設ですが、眺めは抜群ですよ」

──食事はいかがでしょう。
　「夕食は和食が中心で、信州サーモンや春には地元の山菜などを出しています。レストラン『レイクビュー』で召し上がっていただきます」

──新しい試みは何かありますか。
　「今年5月から『大正池発ガイドウォーク』を実施します。大正池から河童橋までをプロのガイドが約2時間かけて、これはという見どころを案内します。1人1500円ですが、宿泊客は1千円で利用できます」

【1泊2食付き、税込み1万4千円から】

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