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いらっしゃいませ!  第2589号≪2010年12月11日(土)発行≫掲載
第606回「よその旅館ホテル」

ほのぼのするお宿 湯のやど楽山(福島県・磐梯熱海温泉)

清水 達子さん

──一番の売りは。
 「県内には産物が多いので、『地産地消』をモットーとした手作り料理です。まだ地産地消が広まっていなかった6年前のリニューアルしたときから始めました。レストランで、昔ながらの素朴な田舎料理をとりそろえています。お手前料理に加え、『かまど料理』と『おばんざい』のコーナーでの食べ放題もあるハーフバイキング形式で提供しています」

──評判のほどはいかがですか。
 「6年前というと社長が還暦を迎え、おふくろの味が恋しくなった頃でした。それで当初は男性のお客さまに受けるだろうと思っていましたが、女性のお客さまにとても喜ばれ、今では女性客が6、7割を占めるまでに増えました。契約農家から仕入れる、おいしい野菜だとかの評判が口コミで伝わっていったようですね」

──温泉ですから風呂も自慢ですよね。
 「ええ。貸切風呂は、檜風呂と、直径120センチと100センチの大きな釜の親子釜風呂、深さ120センチの立ったまま入れる『たちんぼの湯』の3つ。大浴場と露天陶器風呂もあります。源泉掛け流しです」

──そのほかの宿の特徴は。
 「館内は全部畳敷きです。エレベーターの中まで。以前はスリッパだったのですが、年輩の方がころんでしまうこともあったため、今は足袋を用意しています。また、段差をなくしました。一部バリアフリーで、檜風呂の近くまで車いすで移動できます」

──客層は。
 「20歳ぐらいから年輩の方までさまざまです」

──旅行会社には頼っていますか。
 「ほとんど直。ホームページや電話で予約が入ってきます」

【1泊2食付きでおよそ1万3千円】


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