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いらっしゃいませ！　　第2591号≪2011年1月1日（土）発行≫掲載
第608回「よその旅館ホテル」

観光ホテル寿実麗（青森県・大鰐温泉）
竹内　良子さん

──風呂がユニークですね。
　「リンゴの形をかたどった浴槽が男性用、女性用にそれぞれあります。源泉かけ流しにして、年間を通じて青森のリンゴを浮かべています。いい香りがしますよ。昔はリンゴ農家を応援するつもりでやっていたのだけど、今は値段も上がって大変。それでもお客さまが喜んでくれるので続けていきます」

──客層は。
　「年配のグループや子どもさんのいる家族のお客さまが中心です。東北近県だけでなく、全国からお見えになり、リピーターも多いです。温泉や宴会、ゴルフなどを楽しんでのんびりされます。夕食も朝食も個室でとって頂くので、子どもさんがいても安心してもらえます。冬場はスキー客も増えます」

──予約経路は。
　「旅行会社経由が半分以上で、ホームページなどインターネットを通じた予約もあります。ただ、できたらお客さまと電話でお話ししたいなと考えています。料理や部屋の好みなどもお聞きできますし。せっかく来ていただくのですから、できるだけお客さまの要望にこたえたいと考えています」

──東北新幹線が青森まで延伸されましたが。
　「大鰐温泉の方まで足を伸ばしてもらいたいですね。春になれば、新幹線の効果が出てくると期待しています。桜のシーズンなどには多くのお客さまがいらっしゃるでしょう」

──経営課題は。
　「昔からの温泉場はどこも大変ではないですか。昔より客数は減っています。宿泊料金も今は1泊2食付きで9千円ぐらいからですが、ピーク時に比べて下がっています。建物の建て替えも簡単にはできませんし、維持管理に苦労します」

【客室数18室】


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