──立地は。 「羽衣の滝、敷島の滝、柱状節理(岩石体にできる柱状に規則性を持つ割れ目)などが美しい天人峡にあります。大雪山国立公園の一部で、大自然に癒されながら、心からくつろげる宿を目指しています」 ──客室数は。 「20室です。2005年9月に建物をリニューアルしています。エントランスやお食事処がある1、2階は古民家風で、3、4階には和室の客室があります。館内には地元在住の書家、水野忠昭さんの作品なども展示しています」 ──温泉は。 「かけ流しです。石造りの大露天風呂が男女それぞれにあり、目の前には柱状節理を望むことができます。大浴場は大理石造りと総檜造りがあって入れ替え制にしています。このほかに2つの客室には展望檜風呂が付いていて、窓の開閉式ですが、天人峡を眺めることができます」 ──料理は。 「和の懐石料理です。創作料理として洋の要素も取り入れています。地元、東川町の米や野菜、味噌、そしておいしい水を生かし、選び抜いた食材を使っています。年4回を基本にメニューを替えて各種プランをお出ししています」 ──客層は。 「地元をはじめ道内各地、全国からお越しいただいています。トップシーズンには家族や若い方も増えますが、年配のお客さまが多いですね。東川町または近くの旭川など地元の皆さまには、湯治や宴会などを含めてよく利用してもらっていて、本当に感謝しています。もちろん地元客だけでなく、多くの方にお泊まりいただけるよう、連泊プランや女性向けのプランなども出しています」 【1泊2食付8550円から】