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いらっしゃいませ!  第2694号≪2013年3月2日(土)発行≫掲載
第710回「よその旅館ホテル」

但馬屋(兵庫県・城崎温泉)

柴田 良馬さん

──宿の自慢は。
 「地産地消にこだわった料理と3種の温泉です。但馬牛、松葉ガニなど日本海の海の幸、野生のコウノトリが生息できる自然の中にある田畑で収穫される農作物など、旬の食材をご用意します。温泉は露天風呂『きらら』、信楽焼の釜を二つ並べたジャグジー風呂『花玄』、洗い場が畳の『竹葉』です」

──館内の造りは。
 「古木や竹、土壁、和紙、炭など自然素材を使用し、当館でしか味わえない非日常空間を演出しています」

──多種多様な浴衣を用意していますね。
 「当館オリジナル色浴衣を男性用2種、女性用5種用意、その他、女性には約100種類の柄から選べるサービスもあります。有料ですが、有名ブランド浴衣もあります」

──客層を教えてください。
 「京阪神のお客さまが主ですが、岡山や広島、愛知、三重のお客さまも目立ち、近年は関東からも増えています。若いカップルやご夫婦、女性グループ、母娘2人旅のお客さまがメーンです」

──接客で心がけていることは何ですか。
 「城崎温泉には70軒以上の旅館がありますので、ナンバー1ではなく、オンリー1の宿を目指しています。『さりげないおもてなし』を掲げ、お客さまの視点に立ち、自分なら何をされたらうれしいかを考えるよう心掛けております」

──フェイスブックやブログで積極的に情報発信していますね。
 「当館の事はもちろんですが、それ以上に城崎温泉の知名度を上げることを一番の目的にしています。城崎温泉が全国区になり、日本一の温泉地と呼ばれることを目指し『宣伝マン』として活動しています」

【12室、収容人数30人】


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