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いらっしゃいませ！　　第2740号≪2014年2月22日（土）発行≫掲載

第756回「よその旅館ホテル」

清風荘（長野県・湯田中温泉）
大関松男さん

──湯田中温泉の観光客入り込み状況は。
　「地獄谷野猿公苑の玄関口として、外国人客であふれています。スノーモンキー（温泉に入るニホンザル）が海外のOTAやフェイスブックのクチコミなどで評判になったのが、その理由です」

──宿泊客のうち外国人客はどのぐらいですか。
　「冬の今はおよそ9割を占めます。年間でならすと7割が外国人客です。国はオーストラリアや東南アジアが多いのですが、ほぼ世界各国ですね」

──外国人客対応でとまどうことは。
　「訪日リピーターも多く、また、日本のマンガなどを見て日本の文化もよく知っています。それにOTAのクチコミなどに『この旅館は英語が通じない』と書かれていて、それを分かって予約してきているので、特に問題はありません」

──一番のセールスポイントは何ですか。
　「風呂です。露天風呂には中央に石のテーブルを配置しており、ここで日本酒を飲めます。今は雪見酒が楽しいですね。内風呂は湯屋建築で、秋には信州りんごのりんご風呂の浴槽も用意します」

──夕食はどんなものを。
　「りんごで育った信州牛をメーンにした会席料理です。信州牛はステーキやすき焼きでご提供します」

──サービス面での特徴は。
　「特別なことは何もしていません。しいて言えば、家族で経営しているので、家庭的な雰囲気が味わえることですかね」

──今後の課題はありますか
　「地域一体となって外国人客の受け入れに取り組んでいますが、これをさらに強化していくことです」

【15室、1泊2食付き平日1万650円から】

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