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いらっしゃいませ! 第2753号≪2014年6月7日(土)発行≫掲載
第769回「よその旅館ホテル」
旅館神仙(宮崎県・高千穂町)
佐藤 久美さん
──最近、新しいダイニングスペースをオープンしましたね。
「『迎賓館 蔵』です。外観は日本伝統の白壁が美しい蔵をデザインし、内装は蔵というイメージからは想像できないような贅沢な造りにしました。外観と内装のギャップに驚かれるお客さまもいらっしゃいます」
──心がけていることは。
「社長は常々『宿は人なり』と言っています。心を込め、笑顔で、決して気を抜かず、精一杯のおもてなしに努めています」
──本館と離れ客室棟がありますね。
「離れは全室露天風呂付きで、和洋室タイプや洋室タイプなど計5部屋あります。離れというイメージの良さからか、予約はこちらから埋まりますね。本館は全館畳敷きです。心地よい畳の感触に触れていただければ」
──食事はどんなものを。
「京風懐石料理を提供しています。地場産の食材も使いますが、旬のものであれば地元にこだわりません。これからは門川港で獲れるブランド魚、金鱧(はも)がお勧めです。また、高千穂牛は外せないですね(笑い)。特に、ヒレステーキは絶品です。数も少なく、仕入れに苦労するのですが」
──お風呂はいかがですか。
「残念ですが、高千穂には温泉宿がありません。当館も人工の温泉です」
──神話の里、高千穂は外国人にも人気のようですが。
「アジアや欧米のお客さまも増えており、日本旅館の良さに魅力を感じているようです。期待を裏切らないよう、旅館ならではのきめ細かな対応を心がけています。その一つとして、最近、客室のワイファイ対応を済ませました」
【客室13、1泊2食2万7千円から(税込み)】
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