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いらっしゃいませ!  第2773号≪2014年11月1日(土)発行≫掲載
第789回「よその旅館ホテル」

湯荘白樺(栃木県・塩原温泉郷新湯温泉)

杉山 岳人さん

──宿の自慢は。
 「『湯荘』と名乗っているとおり、やはり温泉になります。乳白色の天然硫黄泉が自慢です。館内、敷地内には木製の男女別内風呂と露天風呂を備えています。神経痛や皮膚病に効きます」

 「当館は塩原温泉郷の一つ、標高970メートルにある奥塩原新湯温泉にございます。お風呂には天然の硫黄泉をそのまま掛け流しで注入しています。湯は当初、透明ですが、時間がたつと自然に乳白色に変色します」

 「源泉タンクの底には粘土質の泥がたまり、常にバケツに入れてお客さまに『泥パック』として活用いただいています。『肌がすべすべになった』『傷みがとれた』など、お客さまから好評です」

──料理の特徴は。
 「高原野菜を作っている農家と契約し直接買い付けています。地の物をお出しするよう心がけています。板前は京都で修業した者で、本格的な料理のほか、素材を生かしたシンプルな料理もご提供しております」

──客層を教えてください。
 「中高年のグループのお客さまが多いです。今の時期は紅葉の最盛期で、紅葉と温泉を楽しみに来られる方でにぎわいます」

 「当館は昭和42(1967)年の開業で、私で3代目になりますが、開業当時から紅葉と温泉を目当てに来られるお客さまがほとんどで、その部分は変わっていません」

──東日本大震災の影響はどうでしたか。
 「やはり震災翌年は落ち込みました。しかし、その後は回復傾向にあります。まだ震災前の水準には戻っていませんが、いずれ回復すると期待しています」

【15室。1泊2食付き平日7千円から(消費税別。入湯税150円が別途必要)】


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