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いらっしゃいませ! 第2852号≪2016年7月9日(土)発行≫掲載
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第868回「よその旅館ホテル」
島宿 御縁(長崎県・小値賀島)
岩永 太陽さん
──2年前にUターンして、昨年6月に民宿をオープンされました。
「それまでは外国人向けのツアーガイドとして日本中を旅していました。旅館やゲストハウスの方々と触れあううちに、自分でも故郷の小値賀島で民宿をやってみたいと思うようになりました。日本そして、小値賀島の素晴らしさを国内外の人に伝えたいと。あと、小さな子どもが2人いるので島で子育てをしたいと思ったのも理由の一つです」
──SNSを活用されています。
「毎日欠かさずブログを更新しています。画像共有サイトのインスタグラムやフェイスブックも利用し、島にいても人とのつながりや触れ合いを継続するよう心掛けています。英語版のブログは外国人の目線に合わせた内容で発信しています」
──外国人の「助っ人」がいます。
「海外のボランティア募集サイトで呼びかけています。今までに10人が、数日から2カ月単位で来てくれました。この夏はオランダから2人、フランスから1人来てくれます。応募は何百人もありますが、時間のタイミングが合う人を選んでいます。年代は20〜30代の人が多いですね」
──訪日客は。
「まだ月に3組程度です。今後旅行会社との契約を予定しています。外国人は大浴場が苦手なため、全室にユニットバスを付けました。また今年中には別館としてゲストハウスを開業する予定です。宿の隣で居酒屋も営んでおり、国内外問わず宿泊客は島民との交流も楽しんでもらえます。2年後に長崎の教会群が世界遺産に登録されれば、海外からの旅行者が増えるのではと期待しています」
【7室。素泊まり6千円から(税別)】
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