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いらっしゃいませ！　　第2856号≪2016年8月13日（土）発行≫掲載
　
第872回「よその旅館ホテル」

ゆのみこ（富山県・上市町湯神子温泉）
京田 和代さん

──セールスポイントは。

　「手作りの装飾品を館内に飾っています。女将が描いた絵画や、古い着物をリメークしたちりめん細工などで、絵画は日本画や抽象画など40〜50点。ちりめん細工もかなりの量を飾っており、皆さん驚かれます。うちはミシュランの地域特別版（富山・石川版）にも掲載されたのですが、そんな独特の雰囲気が受けているのかもしれません」

──温泉は。

　「300年以上前に湧出したといわれる古い温泉です。単純泉で、神経痛や婦人病によく効くといわれます。日帰りも行っています。露天風呂は土、日、祝日のみの開放になります」

──料理は。

　「地のものを仕入れて調理しています。魚津漁港から魚を仕入れており、冬の寒ブリとカニ、春の白エビとホタルイカが特にお薦めです」

──どんなお客さんが多いですか。

　「地元の宴会のお客さまが多いですね。地元の方で生かしてもらっている旅館です（笑い）。他県ですと愛知、大阪、東京、石川、新潟あたりが多いです」

──外国人客は。

　「春先が多いですね。立山黒部アルペンルートの『雪の大谷』を見に来るのだと思います」

──経営の悩み事はありますか。

　「街中の旅館ではないので、人手不足になった時にすぐに人が集まらないことです。お客さまは年配の方が増えていますので、バリアフリーもさらに進めなければと思います」

──これからどんな宿に。

　「地元重視の営業をこれからも続けていきたいです」

──1泊2食の料金は。

　「1万2150円からです」

【28室、125人収容】


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