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いらっしゃいませ!  第2932号≪2018年3月31日(土)発行≫掲載
 
第947回「よその旅館ホテル」

種子島あらきホテル(鹿児島県・種子島)

荒木 政臣さん

──セールスポイントを教えてください。

 「1848年(嘉永元年)に創業し、今年で170周年を迎える、種子島で一番の老舗旅館です。種子島だけでなく鹿児島県内において最も古い宿という話も聞いています。私が男性直系で6代目となる予定です」

 「種子島の海の玄関口である西之表港から1番近い宿でもあります。徒歩で5分です」


──すぐ隣に温泉施設「種子島温泉 赤尾木の湯」を2016年3月に開業しました。

 「種子島で唯一の源泉掛け流し温泉を持っています。宿泊や日帰り入浴のお客さまだけでなく、地域の人々も触れ合える場を目指しました」

 「2階には低料金のカプセルホテルを設けました。旅館の宿泊と競合してしまうかもしれませんが、外国人バックパッカーを含め、低価格帯のお客さまを島に呼び込むためには必要だと考えました」


──料理の特徴は。

 「種子島は黒潮の恩恵を受け、昔から漁業が盛んな島でした。ホテル前の市場へ水揚げされた新鮮な海の幸を中心に提供しています。また、種子島の特産物である『安納芋』も大変好評です」

──営業の方針は何ですか。

 「『地域と共に』です。島のため、町のために何事も取り組んでおります。港に近いので島の観光案内所としての役割も担って、島全体の観光を盛り上げていきます」

──経営の課題は。

 「離島の種子島は人口減少と高齢化が加速しています。島民による婚礼、宴会などの需要が減ってきたので、その利用を増やしたいです。その一方、島外の人を島に呼び込み、交流人口の拡大にも努めていきます」


【36室。平日1泊2食付き9100円から(税別)】


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