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いらっしゃいませ! 第2937号≪2018年5月12日(土)発行≫掲載
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第952回「よその旅館ホテル」
扇屋(福井県・大野市)
山村 麻里枝さん
──どんなお宿ですか。
「北陸の小京都と呼ばれる越前大野にあります。武家屋敷跡に立地する旅館で、館内は武家屋敷の面影を残す静かなたたずまいです」
「近くには『天空の城』と話題になっている大野城があります。一部の部屋からお城が見られますし、大浴場からも男性用だけですが、見ることができます。これらの観光地に徒歩で行けるので場所としてはいいですね」
──客層は。
「観光のお客さまや荒島岳などの登山のお客さま、そして冬はスキーのお客さまがいらっしゃいます。外国の方はたまにおいでになりますが、まだ少ないですね。一番多いのは台湾です」
──料理は何を。
「地元の名物がサトイモなのですが、これを使った料理を必ず1品は入れるようにしています。ほかにも山菜など、地元のものを取り入れています。冬はカニが中心になりますね。『名水100選』に選ばれたきれいな水が近くから湧き出ていますので、料理が一層引き立ちます」
──予約の手段は。
「ネットか電話で予約をいただきますが、最近はネットの方が多いですね」
──経営上の悩み事は。
「人手不足や施設の老朽化など、たくさんあります(笑い)。最近はネットの口コミ対策で、この対応は難しいですね」
──これからどんな宿に。
「古いものを大切にしつつ、新しいものもどんどん取り入れてやっていきたいです」
──1泊2食の料金は。
「部屋タイプや料理の内容で異なりますが、よくご利用いただくのは税別1万1千円のプランです」
【22室、約50人収容】
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