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このひと 第2767号≪2014年9月20日(土)発行≫掲載
青木 正史氏
◎…仕事の行きや帰りにいろいろな町を見ながらぶらぶら歩くのが好き。「協会本部は日本橋馬喰町にあるので、人形町、浅草橋は近いし、両国や秋葉原、神田、日本橋、東京駅まで歩いて行けないこともない。せっかくここに勤務しているのだから、地元のことを知っておきたい」。それが愛着をもって仕事をするためのエネルギーにもなると考えている。
◎…教育旅行の実態調査や、受け入れ地域や学校での事例の情報発信などを行い、教育旅行の発展を目指す同協会。発足は1952年で、月刊誌「教育旅行」は今年9月の発行で通巻700号となる。「歴史がある協会で働けることはいい経験だ。教育旅行にかかわる人たちに今後も有意義な情報を提供していきたい」と抱負を語る。韓国、中国への海外修学旅行が減少し、韓国、中国から日本に来る訪日教育旅行も伸び悩んでいるのが今の気がかり。「若年層の国際交流は国家間の諸問題には関係されずに続けてほしい」と願う。
◎…1983年に同志社大学商学部を卒業し、日本交通公社(現JTB)に入社。最初の配属先、団体旅行横浜支店で公立中学校への営業を担当し、以後、教育旅行東京西支店長、第一事業部長、東日本国内商品事業部団体企画部長などを務めたが、仕事内容は教育旅行関係がほとんど。昨年2月から同協会に赴任し、国際部長、事務局長を経て、今年6月から現職。「旅行が好きで学生時代に旅行会社でアルバイトをしていたが、今思い返してみると、その会社名にも『教育旅行』が付いていた。修学旅行、教育旅行とは学生時代から何かの縁があったのかもしれない」。
【聞き手・板津昌義】
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