'15『風呂じまんの宿』35軒 |
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東海
<岐阜県・長良川温泉> |
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鵜飼モチーフの露天 |
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お湯処「川の湯」露天風呂 |
江戸時代後期の万延元年(1860)創業の十八楼(伊藤善男社長)。老舗として伝統を守る一方、温泉の楽しさをさらに追求するため、近年新たなお湯処の設置やリニューアルを続けている。
2013年5月にリニューアルオープンしたのは、大浴場の「お湯処『川の瀬』」。鵜飼のモチーフがくつろぎの空間を彩る露天風呂、長良川の眺望を楽しみながらリラクゼーションできる展望内風呂も備わっている。露天風呂は夜間、水中ライトで照らされた湯面の美しさが秀逸。内風呂は、薬草風呂とシルキーバスの2種類を用意、壁面には十八楼オリジナルの美濃和紙の装飾で、風情に彩りを添えている。
さらに、「川の瀬」には地元材木商の旧家に建てられた蔵を再生した「蔵の湯」を併設している。120年前の梁を見上げながら入る風呂は、まさに地域の歴史と共に歩む十八楼ならではと言える。
他に、2005年オープンの「お湯処『川の音』」もあり。朝晩入れ替え制で多彩なお湯を楽しめる。
十八楼/岐阜県岐阜市港町10/TEL:058-265-1551 |
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<岐阜県・下呂温泉> |
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木の香漂う大浴場 |
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臨川閣「下留の湯」 |
岐阜県下呂温泉の飛騨川沿いに建つ温泉リゾート旅館、水明館(瀧康洋社長)。80年以上の歴史をもつ同館には、能舞台や横山大観ら日本画家の巨匠たちの作品が飾られた画廊、情緒ある日本庭園など風格が感じられる。
同館では日本三名泉、下呂温泉を3カ所の大浴場で楽しめる。
敷地内にある山水閣、飛泉閣、臨川閣のそれぞれに大浴場があり、どの棟に宿泊しても3カ所とも利用できる(展望大浴場のみ24時間利用可能)。
臨川閣の「下留の湯」は、天井、壁、柱まで檜にこだわったぜいたくな造り。木の香漂う浴場には、檜風呂をはじめ、高温浴槽、低温浴槽、サウナをそろえ多彩な湯浴みが楽しめる。窓の外には日本庭園が広がる情緒ある空間だ。
飛泉閣9階の「展望大浴場」は、大きな窓から下呂温泉の街並みや飛騨の山々が一望できる。
山水閣にある野天風呂は、男性用「龍神の湯」、女性用「観音の湯」の2カ所。本格的な野趣あふれる岩風呂の風情を堪能できる。
水明館/岐阜県下呂市幸田1268/TEL:0576-25-2800 |
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<岐阜県・下呂温泉> |
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女性に人気の温泉宿 |
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アートな空間が広がるロビー |
紗々羅(大前文夫社長)は、ロビーや客室にアートな演出があふれる女性に人気の温泉宿。大浴場や客室に備えた露天風呂には源泉の湯を使用し、三名泉の一つ、下呂温泉を心ゆくまで楽しめる。
新館「紗々羅館」と本館「森山館」、離れ「ゆらり」に趣の異なった44室。このうち20室が露天風呂付きで浴槽は客室ごとに檜、陶器、大木、岩など11タイプある。
贅沢な特別室の離れ「ゆらり」は古民家風で、和室と洋間、庭園に岩風呂、大木風呂の二つの露天風呂がある。特に樹齢千年の冷杉をくり抜いた大木風呂は圧巻だ。
大浴場は清流飛騨川や温泉街の夜景を一望できる。最上階の「展望大浴場」、木曽桧の香りが楽しめる「檜露天風呂」。貸切露天風呂は「岩風呂」と大木の根をくり抜いた「ねっこ風呂」。館内にはヒーリングサロンと岩盤浴もある。
料理は旬の食材を厳選。人気の「飛騨牛づくし」のプランでは最高級飛騨牛を堪能できる。
紗々羅/岐阜県下呂市森1412の1/TEL:0576-24-1777 |
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<岐阜県・飛騨高山温泉> |
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趣異なる二つの大浴場 |
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見晴らしの良い屋上ジャグジー |
ひだホテルプラザ(井ノ下雄志社長)は、ミシュランガイド三つ星に輝いた観光地・飛騨高山のランドマークホテル。城下町の趣を残す古い街並みや日本で唯一郡代役所が残る屋敷「高山陣屋」などの主要スポットは全て徒歩圏内と抜群の立地で人気を集めている。
08年に独自の源泉「飛天の湯」が開湯。地下1千メートル付近から湧出したもので、湧出量は毎分406リットル。泉質は、無色透明のナトリウム塩化物温泉。無色で、わずかな塩分を含む。良質の温泉は、趣の違う二つの大浴場で楽しめる。
喜多館屋上階である9階にある天望風呂「星の湯 月の湯」は、美しい乗鞍岳や北アルプスの山々、高山の街並、きらめく星空が広がる見晴らしの良い大浴場。露天風呂や屋上ジャグジー、壺風呂、ミストサウナなど多彩な設備があり、湯めぐりも楽しめる。
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和の趣「木香の湯」 |
東館地下1階にある浮世風呂「木香の湯」は、和の演出にこだわった大浴場で、外国人観光客にも人気。廊下や脱衣所などの壁面には浮世絵が配されている。浴場の壁面は能登ヒバの漆塗りが施され、浴槽枠は桧を使用。床は畳敷きで温かみがあり、利用者が万が一転倒してもショックを和らげてくれる。脱衣所と大浴場の間の段差を解消するスロープも設置してあり、バリアフリーに対応している。
食事処は、地産地消の会席料理を提供する和食レストラン「華茶屋」、「匠茶屋」、本格フランス料理の「ボンジュール」、中国料理の「來來飯店」がそろう。高山ラーメンが食べられる居酒屋もある。
ホテルは3棟からなり、スタンダードからスーペリア、デラックスのカテゴリーごとにシングル、ツインや和洋室までさまざまな旅のスタイルに応える。
ひだホテルプラザ/岐阜県高山市花岡町2丁目60番地/TEL:0577-33-4600 |
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<岐阜県・奥飛騨温泉郷> |
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神秘的な緑色の湯 |
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うぐいすの湯 |
活火山・焼岳の恵みを受けた奥飛騨温泉郷。奥飛騨ガーデンホテル焼岳は、趣の異なるさまざまな種類の浴場を有し、一日中飽きることなく湯めぐりが楽しめる。
浴場の中でも目を引くのが、神秘的な緑色の湯をたたえる混浴露天風呂「うぐいすの湯」だ。約3億6千万年前の海底の地層が隆起してできたこの地に湧き出す湯は、国内唯一の超深層水温泉。肌に良い各種のビタミン、ミネラルなどが自然の状態で含まれている。
このほか混浴エリアには、流れ落ちる温泉が体に程よい刺激を与え、血行を促進する「打たせ湯」や奥深い洞窟でのんびりと過ごせる洞窟風呂「瀑泉洞」も擁している。
男女別では、屋根付き露天の檜風呂「ヒノキの湯」や広々とした露天の岩風呂「日光の湯」「月光の湯」、内湯「医王の湯」「薬師の湯」をそれぞれ備える。歩行のできる深さ1メートル20センチの「立ち湯」や寝ころびながら温泉を楽しめる「寝湯」もある。
食事は風情ある囲炉裏の食事処で名物「温泉せいろ蒸し」を堪能できる。
奥飛騨ガーデンホテル焼岳/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根2498の1/TEL:TEL0578-89-2811 |
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<岐阜県・長良川温泉> |
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抜群のロケーション |
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最上階にある「川の湯」の露天風呂 |
鵜飼で有名な清流長良川、山頂に岐阜城がそびえ立つ金華山を間近に見れる、ロケーション抜群の宿が岐阜市の長良川温泉ホテルパーク(山岡利安社長)。大正10年に文豪・川端康成も立ち寄ったと言われる、創業120年の由緒ある旅館だ。
長良川温泉には7軒の旅館・ホテルがあるが、最上階に入浴施設があるのはホテルパークだけ。展望露天風呂「山の湯」「川の湯」から見る景色はすばらしく、長良川、金華山・岐阜城を独り占め、という何とも贅沢な気分にさせてくれる。
泉質は鉄分やラドンを含み、リューマチや神経痛、皮膚病などに効果がある。スベスベの滑らかな肌になるとあって、女性客の受けもいい。
女性専用岩盤浴も人気で、ブラックゲルマニウム、麦飯石、薬宝玉石の3種類がある。貸し切りもでき、心置きなく岩盤浴を楽しめるのも魅力となっている。また、美濃和紙を使ったエステなどもあり、心身共にリラックスできる。
長良川温泉ホテルパーク/岐阜県岐阜市湊町397の2/TEL:058-265-5211 |
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<静岡県・観音温泉> |
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奥伊豆、純粋無垢な源泉かけ流し |
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ガラティア観音乃湯 |
「飲泉・自家源泉かけ流しの宿」観音温泉(鈴木和江社長)は、奥伊豆の豊かな山間にたたずむ1軒宿。昭和38年、先代社長が温泉掘削を始め、出湯とともに「観音像」を出土、観音温泉が産声をあげた。
この温泉では3本の源泉から湧き出る毎分600リットルもの極上源泉が、すべてのもてなしに息づいている。PH9.5の強アルカリ泉、硬度が1にも満たない超軟水、話題のシリカを豊富に含む源泉は、“美肌”を超越してお肌をすべすべにすることから“うぶ肌の湯”とまで言われるようになった。飲んでおいしく飲泉にも最適で日頃の食生活で酸性に偏りがちなアルカリバランスを整える効果も期待される。ペットボトル入りの観音温泉水「飲む温泉・観音温泉」は、モンドセレクションで最高金賞と国際優秀品質賞を同時受賞した。都内3ツ星レストランのスープにも使われ、この地では煮る、炊く、蒸す、焼く、蒸かすなど全ての調理にこの極上の観音温泉水が使われている。
敷地内の裏山に設置された観音農園ハウスでは、芳醇な甘みのトマトや無農薬野菜が自家栽培され、アルカリ源泉で漬け込んだ梅干とともに大好評。さらに地場の旬な海産物も豊富で“地産地消・天然の恵みのおもてなし”に徹底的にこだわっている。
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観音温泉ピグマリオン「竹の間」 |
温泉棟は、従来の源泉利用の星空の満天露天風呂・大総檜風呂の「ガラティア観音乃湯」、新たに産声をあげた第3号源泉を日帰り温泉や貸切風呂で堪能できる「観音プリンシプル」の二つ。
宿泊棟はプライベートな露天風呂付きの静かな奥座敷「ピグマリオン」、星空の満天檜風呂や足湯付きの部屋「本館」、豊かな森林ゾーンにたたずむ庭園檜風呂付きの部屋「正運館」、観音温泉発祥の地で昔ながらの湯治や連泊に最適な「産土(うぶすな)亭」など、四つの館がバリエーション豊富に用意されている。
飲泉、自家源泉かけ流しの秘湯 観音温泉/静岡県下田市横川1092-1/TEL:0558-28-1234 |
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<静岡県・稲取温泉> |
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自家源泉、海望む絶景 |
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オーシャンビューの展望露天風呂 |
水揚げ量日本一を誇る金目鯛や伝統行事の雛(ひな)のつるし飾りまつりで有名な伊豆・稲取温泉の「稲取銀水荘」(加藤昌利社長)。「当たり前のことをそれ以上に」というおもてなしの心や、伊豆の四季の彩りをイメージした料理の数々、そして敷地内の自家源泉から豊富にわき出る温泉が自慢の宿だ。
湯は無色透明な弱アルカリ性の塩化物泉。保湿性が高く、いつまでも体がポカポカすると評判だ。
オーシャンビューの展望露天風呂は、相模湾を見下ろす絶景が魅力的。朝、夕方、夜と三つの時間帯によって雰囲気が変わり、右手に伊豆半島の海岸線を望みながら夕陽、夕焼けを楽しめる。
露天風呂とつながる大浴場も開放感があふれ、広い湯船での入浴は普段の生活で味わえない旅の醍醐味だ。
自家源泉と光り輝く海を独り占めにする露天風呂付き客室「銀の栞(しおり)」は全8タイプ。旅のスタイルに合わせて選びたい。
稲取 銀水荘/静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1624の1/TEL:0557-95-2211 |
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<静岡県・堂ヶ島温泉> |
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温泉、夕陽、海の幸 |
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オーシャンフロントの露天風呂 |
伊豆西海岸、堂ヶ島温泉の「堂ヶ島ニュー銀水」(加藤昌利社長)は、海を見下ろす絶好のロケーションが自慢。10月中旬から3月上旬ごろまでは、「日本の夕陽百選」にも選ばれた感動的な夕陽を各部屋から眺められる。
もちろん、大浴場と露天風呂からも堂ヶ島の海の絶景を楽しめる。展望大浴場はガラス越しに青い海を一望。大浴場から続く露天風呂は、大海原とひとつづきのオーシャンフロント。目の前に何もさえぎる物がない、海と一体になったかのような湯浴みを楽しめる。どこまでも続く水平線を眺めながら、身を湯にゆだねてみたい。
温泉は低張性アルカリ性高温泉。切り傷、やけど、慢性皮膚炎などに効果があるといわれる。
疲労回復に効果的なサウナや、マッサージチェアを備えたパウダールーム、味噌汁のサービスがある湯上がりサロンなど、付帯設備も充実している。
「温泉、夕陽、海の幸」で、心と体を満たしてほしい。
堂ヶ島ニュー銀水/静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2977の1/TEL:0558-52-2211 |
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