竹林の湯 |
年代を問わず幅広い層から支持され、必ず一度は行ってみたい温泉地の上位にランクされるのが熊本県の黒川温泉。その一角にあるのが「湯峡の響き 優彩」(高島淳一社長)だ。
元々は瀬の本観光ホテルだったが、00年に和風旅館に全面改装したのを機に、現在の名称に変えた。その名の通り、何ともいえずいい響きで、高級感あふれるイメージを作り上げた。
同館のこだわりのひとつは温泉。敷地内の自家用源泉を使用しており、源泉の温度は88・3度。ナトリウム─塩化物硫酸塩泉で、神経痛や筋肉痛、五十肩、切り傷などに効果があるといわれる。風呂はすべて源泉100%かけ流し。毎日、湯の入れ替えをしており、衛生面でもぬかりがない。
館内の温泉施設は「まほろばの湯場」「やわらぎの湯場」「貸切風呂 杉の湯」と充実している。
「最高の場所」を意味する「まほろば-」は、宿泊客専用の浴場。ガラス一面に竹林を見渡し、夜のライトアップが幻想的な「竹林の湯」は同館の目玉施設のひとつだ。「インターネットの画像を見て、『ぜひ入ってみたい』という声もよくお聞きします」とは、同館の松岡明一営業部長の弁。このほか、桧づくりの「双檜の湯」、屋根付き露天風呂「渓流の湯」がある。
別館灯小路アプローチ |
「やわらぎ-」は、黒川温泉名物の入湯手形の利用者も利用できる。洞くつを思わせる「湯滝の湯」、樹木に囲まれた開放的な「樹彩の湯」の各浴場がある。
浴場施設はこのほか、地元の小国杉をふんだんに使ったバリアフリー対応の「貸切風呂 杉の湯」がある。
同館のもうひとつのこだわりは「客室」。本館に和室、和洋室のほか、露天風呂付きの特別室を開設した。木々に囲まれた落ち着きのある石風呂と桧風呂は、プライベート空間としてぜいの極みを尽くしている。
別館「灯小路」は寝室を備えた特別室を設置している。
□湯峡の響き 優彩
熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉
TEL0967・44・0111
http://www.yusai.com/ |