| '16『風呂じまんの宿』37軒 |
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関東
＜栃木県・鬼怒川温泉＞ |
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| 温泉施設を新築増設 |
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| 鬼怒川渓谷を望む露天風呂 |
四季を彩る渓谷美とまごころのおもてなし―。「静寂とまごころの宿 七重八重」は、鬼怒川温泉駅から徒歩5分の立地にありながら、鬼怒川渓谷沿いの静かな空間にたたずむ。温泉施設を新築増設し、2016年1月にオープンしたばかりだ。
露天風呂は、眼下に鬼怒川渓谷、遠方に山並みを望み、まるで空中に浮かぶようだ。新緑、紅葉、雪景色と四季折々の自然が広がる。御影石の枕に頭をのせれば、寝湯のようにもくつろげる。露天風呂に接して内風呂の大浴場を備えている。
露天風呂・大浴場は、異なるデザインで2カ所設けている。いずれも渓谷に面し、男女入れ替え制で両方が楽しめる。
プライベートな空間として利用できる貸切風呂もある。木漏れ日に包まれたような白を基調とした「光包（みつかね）の湯」、鬼怒川渓谷の岩をイメージして黒を基調とした「岩燕（いわつばめ）の湯」の2カ所。
泉質はアルカリ性単純温泉で肌に優しい。露天風呂・大浴場、貸切風呂のすべては、身体が不自由なお客さまでも安心して利用できるバリアフリー仕様となっている。
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| 川側和室スタンダード |
客室数は、特別室を含めて計35室。ほとんどの客室が鬼怒川渓谷に面している。露天風呂付きの客室も2室用意。すべての客室にユニットバスも備えている。
和食一筋の料理長が創意工夫を重ね、丹念に仕上げる会席料理も評判だ。栃木県産豚「とちぎゆめポーク」をはじめ、日光名産の湯波、岩魚など、地元の食材を生かしている。夕食は和の情緒を演出した個室食事処にて用意。
館内には、天然水を使用したモーニングコーヒーが味わえる「こ～ひ～処『きぬ茶屋』」、足裏マッサージの「りふれる～む」など、癒しを提供する施設が充実している。
静寂とまごころの宿 七重八重／栃木県日光市鬼怒川温泉大原1060／TEL：0288-77-2222  |
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| ＜栃木県・鬼怒川温泉＞ |
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| 展望抜群の空中庭園露天風呂 |
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| 空中庭園露天風呂 |
栃木県鬼怒川温泉の老舗旅館、あさや（八木澤哲男社長）は、自家源泉「子宝の湯」を所有し、豊富な湯をたたえた多彩な風呂が人気だ。
湯はアルカリ性単純温泉で肌触りが良い。さまざまな風呂が、吹き抜けロビーが華やかな「秀峰館」、和の情緒が漂う「八番館」に設置されている。
秀峰館の屋上、展望抜群の空中庭園露天風呂は川面から約80メートルという、鬼怒川で最も高い場所に位置する。鬼怒川ライン下りで使用する舟の浴槽に加え、山々を眺めながら入浴できる立ち湯、空を見上げる寝湯など、9種の湯船を楽しめる。
秀峰館に男性用大浴場「麻の湯」、女性用大浴場「紅葉の湯」、貸切風呂「打ち出の小槌の湯」がある。八番館には「滝の湯」があり、男女それぞれの大浴場に露天風呂、座湯がある。女性客にはナノミストサウナやシルキー風呂がおすすめ。
客室数は192室。スタンダードな和室や洋室、露天風呂付き客室など、好みで選べる多様な客室を用意している。今年4月には秀峰館に眺望風呂付きリラックス和洋室、6月には御影石風呂付きスーペリア和洋室が誕生。どちらの客室も温泉を引いたお風呂やシモンズ社製ベッドを配した造りで、くつろぎと快適性を兼ね備えた空間となっている。
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| 多彩な料理が並ぶブッフェ |
食事はブッフェが人気。旬の素材を和洋中100種類以上の料理で提供。オープンキッチンでは目の前で天ぷら、ステーキなどを調理する。デザートコーナーも充実。プランによって部屋や個室、ダイニングでの和食膳を選ぶこともできる。
館内施設では、オリジナルカクテルなどが味わえるバー「ザ・バー」、地酒や焼酎が楽しめる和モダンな雰囲気の居酒屋「きぬの蔵」も好評。
大好評の「あさや特製和牛カレー」も発売中。ブッフェではオリジナルが味わえる。
| あさや／栃木県日光市鬼怒川温泉滝813／TEL：0288-77-1111 |
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| ＜栃木県・鬼怒川温泉＞ |
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| 眼下に渓谷美広がる |
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| 鬼怒川畔の露天風呂 |
詩人・書家の相田みつをが愛した宿、花の宿松や（臼井正俊社長）。「花の宿」の名前の通り、館内は手入れが行き届いた美しい草花で彩られ、随所に飾られている竹久夢二の絵画と併せて、訪れる宿泊客の目を楽しませている。鬼怒川温泉の中心街からやや離れており、緑と渓流に囲まれた場所に佇む。
同館の露天風呂は鬼怒川沿いにある岩風呂。川のせせらぎを聞き、新緑や紅葉など、四季折々の美しい景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる同館自慢の浴場だ。
大浴場は前面がガラス張りになっており、眼下に鬼怒川の渓谷美が広がる。美しい自然を目にしながら、旅の疲れを癒やしたい。
家族で利用できる「貸切家族半露天風呂」も備えている。他の客に気兼ねせず入浴できる。
温泉の楽しみに加え、料理長が季節ごとに献立を考え、旬の物や地元の物を組み合わせた和食会席も見逃せない。
| 花の宿 松や／栃木県日光市鬼怒川温泉藤原19／TEL：0288-77-1221 |
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| ＜群馬県・水上温泉＞ |
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| 底から湧きあがる「生」温泉 |
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| 蛍あかりの湯 |
群馬県の水上温泉、源泉湯の宿松乃井（戸澤千秋社長）は、四つの自社源泉を有している。湯は弱アルカリ性のすべすべとした質感が特長。湯量は毎分458.1リットルと、その豊富さは水上随一を誇る。
源泉をできるかぎり外気に触れさせないよう、湯殿の底から直接湧き上がらせることで温泉の鮮度を保っている。この源泉かけ流しの温泉を、松乃井は「『生』温泉」と表現し、大切に守っている。
この生温泉を十分に堪能できる三つの露天風呂・大浴場を備える。
「月あかりの湯」は、常連客も多く、併設のナッピングルーム（サウナ）に本を持ち込み、思い思いの過ごし方を楽しむ人も多い。
「蛍あかりの湯」は、見え隠れする「蛍」がテーマ。1年中淡いあかりの暖かみを表現した。
「火あかりの湯」は、夜間に「たいまつ」をイメージした揺らめく火のような照明が周囲を照らす。
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| カンテラの湯 |
貸し切り露天風呂は二つ。「星空の湯」は、家族やカップルなど小グループが生温泉を満喫するのにぴったり。「カンテラの湯」は、照明をカンテラ風にして幻想的な雰囲気を醸す。
全ての風呂は「めぐり湯回廊」でつながり、館内を経由しなくても回廊を通ってさまざまな風呂に足を運ぶことができる。敷地内には、谷川岳からの地下水が6カ所の滝を作り、1万坪の日本庭園が水上の自然の美しさを表現している。
料理にもこだわった松乃井は、群馬県から「地産地消推奨の宿」の称号を得て、地元食材の魅力を追求し続けている。温泉と料理に心のこもったサービスが加わり、スタッフ一同「おもてなしの心」で日夜業務に当たっている。
| 源泉湯の宿 松乃井／群馬県利根郡みなかみ町湯原551／TEL：0278-72-3200 |
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| ＜群馬県・万座温泉＞ |
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| 天空に一番近い癒やし湯 |
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| 冬の極楽湯 |
標高約1800メートルの上信越高原国立公園内に位置し、豊富な湯が湧出する日進舘（旧・万座温泉ホテル、大野豊社長）。「天空に1番近い癒やし湯」として、天然木を使った九つの風呂があり、湯巡りを満喫できる。
万座温泉は1日500万リットルという豊富な湯量を誇り、その湯は万病に効くといわれる。硫黄濃度「日本一」という乳白色のにごり湯で、源泉の温度は75度以上と高温。自然湧出した温泉を掛け流しにしている。
九つの風呂のうち、「極楽湯」は、万座の雄大な山々と満天の星空が広がる展望露天風呂。日の出から夕暮れ、夜間まで24時間刻々と移ろう抜群の景色を堪能できる。モダンな新館「湯房」にある「万天の湯」は、天然のひのきを配した風呂で大きな窓から美しい景色を望む。「円満の湯」は家族や夫婦で利用できる貸し切り風呂だ。
太い木の柱に支えられた大浴場「長寿の湯」には六つの風呂。館内で最も大きな湯船で万座最古とされる「苦湯」、硫黄独特の香りが強い「姥湯」、周辺に群生する熊笹の葉を浮かべた「ささ湯」をはじめ、「姥苦湯」「真湯」「滝湯」がある。
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| 冬の全景 |
万病に効くという湯にふさわしく、料理も健康志向。夕食は和洋中40種以上のメニューが味わえるバイキング。このうち和食コーナーでは長寿と健康を願い、食材の頭文字をとった「まごわやさしい」コーナーを設置し、豆、胡麻、ワカメ、野菜、魚、シイタケ、イモの7品目をバランスよく提供している。朝食も栄養に配慮した料理が並ぶ和洋バイキングだ。
客室は計153室で、和室、洋室、モダンな和洋室から好みで選べる。館内では、プロの歌手による歌とトークのショーが毎晩上演され、無料で観覧できる。出演歌手の一人、泉堅（いずみ・けん）さんは同ホテルの会長でもある。
| 万座温泉 日進舘／群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉／TEL：0279-97-3131 |
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| ＜千葉県・鴨川温泉郷天津小湊温泉＞ |
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| 海一望、源泉掛け流しの湯 |
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| 貸し切り露天風呂「浜千鳥」 |
千葉県鴨川温泉郷天津小湊温泉の宿中屋（中田弘治社長）は、房総半島先端近くの海岸沿いに館を構える風光明媚な宿。海を目の前にする絶好のロケーションに加え、敷地内に天然温泉「城崎の源泉の湯」が湧き出し、館内の大浴場で源泉掛け流しで利用している。
2003年、現社長が「先代が掘ってそのままにしていた井戸を調べたら、良質の温泉であることが分かった」というサプライズから利用が始まった温泉。泉質はナトリウム塩化物、硫酸塩、炭酸水素塩、冷鉱泉（低張性・アルカリ性）で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動まひなどに効果があるほか、肌がすべすべになると評判。特に女性客に喜ばれている。
この自慢の湯を大浴場「城崎の湯」「華海の湯」と露天風呂、貸し切り露天風呂「浜千鳥」で惜しげもなく使っている。
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| 露天風呂付き特別室 |
創業が江戸時代の天保年間という同館。天津小湊は日蓮聖人誕生の地で知られ、誕生寺、清澄寺などの名所旧跡も多く、これらを訪れる参詣客らで古くからにぎわった。
先々代の経営者が天津駅の近くから現在の海岸沿いに場所を移し、屋号を「中屋旅館」から「ホテルニューナカヤ」に変更。さらに2011年、海を臨むロケーションを最大限に生かそうと大規模なリニューアルを実施。屋号も現在の宿中屋に改めた。
大規模投資はその後も積極的に行い、2015年は最上階の5階のフロアを全面改装。「The Ocean Romantic星空の歌」と名付け、特製の湯船をしつらえた露天風呂付きの特別室を9室設けた。陶器製の特注品で、なめらかなカーブが体に優しくフィットするという湯船。24時間源泉が注がれる露天風呂で、海を眺めながらぜいたくな時間を過ごせる。
また、4階客室も現在、改装工事中で、12月中旬には和風モダンの客室として新装オープンする。
| 宿中屋／千葉県鴨川市天津3287／TEL：04-7094-1111 |
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| ＜神奈川県・箱根湯本温泉＞ |
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| 湯量豊富な名湯を満喫 |
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| 露天風呂を備えた「清流の湯」 |
9本の自家源泉を持ち、豊富な湯量を誇る神奈川県箱根湯本温泉のホテル河鹿荘（井島誠行社長）。展望抜群の「清流の湯」と川のせせらぎを感じる「早雲の湯」、二つの大浴場が好評だ。
清流の湯は6階の展望露天風呂。木目が美しいウッドテラスに4タイプの露天風呂を備えた「ほしみ四湯」や檜でできた樽型の「はなみの湯」などがある。2階の早雲の湯は、岩と檜の二つの露天風呂と内湯。内湯は幅が18メートルと広々とし、窓が大きくて明るい。
清流の湯と早雲の湯は男女入れ替え制で、1泊2日の滞在でも朝湯に入れば両方を堪能できる。
67の客室のうち15室が露天風呂付き。毎月献立を変える料理も自慢で、相模湾の旬の魚介を中心に逸品がそろう。自然豊かな立地だが、東京から新幹線で60分と交通の利便性もよい。
| ホテル河鹿荘／神奈川県足柄下郡箱根町湯本688／TEL：0460-85-5561 |
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