'16『風呂じまんの宿』37軒 |
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九州
<大分県・別府温泉> |
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絶景の露天風呂「棚湯」 |
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大展望露天風呂「棚湯」 |
「おんせん県」大分で最大規模を誇るのが別府温泉の杉乃井ホテル(橘正代表取締役)。別府八湯の中の観海寺温泉にあり、別府湾一望の高台に建つホテルだ。
客室総数644室、2900人収容。14階建ての「本館」、13階建ての「Hana館」、7階建ての「中館」の各宿泊施設のほか、日帰り客も受け入れる「スギノイパレス」内に、大展望露天風呂「棚湯」、水着で楽しめる屋外型温泉「ザ アクアガーデン」と、バラエティーに富んだ温浴施設がある。
棚湯は五つの湯船を棚田のように配した展望露天風呂。敷地面積約1200坪、男女それぞれ300人を収容する規模だ。最上階の1段目はガラスで仕切られた内湯。2段目は雨が降っても濡れずに景色を楽しめる半露天風呂。3段目は最も幅が広い露天風呂。4段目は東屋とつながり、足湯も楽しめる露天風呂。最後の5段目は露天の寝湯となっている。
別府湾や街の景色、また四国・佐田岬までを見渡す圧倒的な眺望と開放感が抜群。施設はこのほか、ヒノキ材で作った直径150センチの樽湯、展望サウナがある。
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フローティングアイランド「シーズテラス」 |
ザ アクアガーデンは800トンの温泉を使った、水着で楽しめる屋外型温泉。水と光と音が織りなす幻想的な噴水ショー、温泉泥を使ったファンゴセラピー、約30種類の塩を選べるソルティサウナ、高い塩分濃度の湯に浮遊できるフロートヒーリングバスと、温泉エンターテインメントの施設が充実している。
今年8月5日、新バイキング会場「シーズテラス」がオープンした。会場全体に水を張り、その中央に設置した円形のダイニングスペースはまさに水に浮かぶリゾートアイランド。テント席96席、水辺のテラス席24席があり、絶景と陽光に輝く美しい水面を見ながらの食事は食材の良さを引き立てる(中館宿泊者優先)。
杉乃井ホテル/大分県別府市観海寺1/TEL:0977-24-1141 |
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<長崎県・雲仙温泉> |
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敷地内に四つの源泉 |
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満月庵の露天風呂 |
長崎県雲仙温泉の「ゆやど雲仙新湯」(豊田紗英子代表取締役)は、敷地内から湧き出る四つの源泉をぜいたくに使っている。泉質は乳白色が特徴の硫黄泉で、血行促進や疲労回復、美肌に効果があると言われる。
第1源泉を使った貸切風呂「まどか」は、家族連れに適したプライベートバス。淡く白濁した湯は100%源泉かけ流し。第2源泉を使った「リラクゼーションスパりざれ」(女性用大浴場)と「香仙翔」「満月庵」(男性用大浴場)は、広々とした開放感あふれる大浴場。第3源泉を使った「絹笠の湯」(男性用大浴場)と「佳宵の湯」(女性用大浴場)はひのき張りの浴室で、庭園露天風呂も備える。濃い硫黄泉が最も雲仙らしいと評判だ。第4源泉は専用露天風呂付き客室「月庭」に。ほかの客室より奥まった場所にあり、静けさの中湯浴みを楽しむことができる。
湯上がりは、島原半島の自然の恵みを詰め込んだオリジナル会席を堪能したい。
ゆやど雲仙新湯/長崎県雲仙市小浜町雲仙320/TEL:0957-73-3301 |
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<熊本県・黒川温泉> |
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最高の湯処、星空散歩も |
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竹林の場 |
優しさとぬくもりに彩られる、ひととき―。黒川温泉の「湯峡の響き 優彩」(髙島淳一社長)は、筑後川の源流、田ノ原川沿いに立地し、人気の温泉地でありながら旅行者を癒す落ち着いた雰囲気がただよう。
敷地内の自家源泉から豊富な湯を引き入れている。源泉100%の掛け流しに加え、浴槽の湯を毎日入れ替えて新鮮な湯を提供している。泉質はナトリウム―硫酸塩・塩化物温泉で、弱アルカリ性のさらりとした湯ざわりが評判だ。
自慢の湯処が宿泊者専用の「まほろばの湯場」。「まほろば」は古語で「最高の場所」を意味し、趣の異なる三つの風呂がある。竹林に囲まれ、夜間にはライトアップされた幻想的な空間が広がる「竹林の湯」。檜造りの浴槽が左右対称に並ぶ「双檜の湯」。川のせせらぎに接し、夜間にライトアップした滝が眺められる屋根付き露天風呂「渓流の湯」。時間ごとの男女入れ替え制で、滞在中にすべての湯を堪能できる。
黒川温泉の入湯手形を持つ旅行者にも開放している「やわらぎの湯場」や、バリアフリー対応の貸切露天風呂もある。
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天文台「そらしるべ」 |
優彩の自慢は温泉、湯処だけではない。館内には、日本トップクラスのメーカーが製造した高精度の天体望遠鏡を備えた天文台「そらしるべ」がある。専属ガイドの案内を受けながら湯上りに星空観察が楽しめる。
客室は和モダンを基調とした55室。露天風呂が付いた特別室もある。料理は地元の旬の食材などを生かした味わい豊かなメニューを用意。一例を挙げると、小国産のジャージー牛乳を使ったクリームブリュレは女性に人気だ。食事は人数、プランによって部屋食のほか、大広間の「遊膳亭」、和室ながらテーブル席の「和膳亭」、懐かしい囲炉裏を囲む「囲炉裏亭」で提供している。
湯峡の響き 優彩/熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉/TEL:0967-44-0111 |
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<熊本県・熊本市> |
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阿蘇山の湧き水を湯に |
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展望大浴場(男性風呂) |
丸小ホテル(小山真司社長)は熊本市の中心、熊本城から程近い場所に位置する創業120余年の老舗旅館だ。市内の繁華街にありながら、6階の展望大浴場をはじめ、浴場設備が充実している。
大浴場の湯は阿蘇山の湧き水を使用。阿蘇山から20年かけて熊本市内までろ過しながら流れてきたという、天然のミネラルウオーターだ。「ミネラルウオーターが1本100円とすると、大浴場には150万円相当のミネラルウオーターが入っていることになる」(同館)。
城下町を望む眺望抜群の展望大浴場は、疲労回復や血行を良くする効果があるという超音波風呂を備える。一般のジェット風呂と異なり、「唯一の超音波装置」として特許を得ているほか、厚労省から医療用具として承認されている。
このほか露天風呂や、無料の家族貸し切り風呂も装備。ゆっくりつかって旅の疲れを癒やしてほしい。
丸小ホテル/熊本県熊本市中央区上通町11の10/TEL:096-353-1241 |
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<熊本県・人吉温泉> |
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球磨川の絶景を一望 |
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露天・大浴場「山並みの湯屋」 |
自然と歴史に育まれた人吉温泉。日本三大急流、球磨川の川沿いに位置するのが「清流山水花 あゆの里」だ。清流のせせらぎを聞きながら、ゆったりとした時間を過ごしたい。
大浴場は眺望自慢。「山並みの湯屋」は球磨川と南九州山脈を一望し、露天風呂からはちょうどいい高さで山々を見渡せる。
「蔵の湯殿」は歴史を感じさせる人吉城址の城壁と焼酎の蔵の雰囲気を取り入れており、こちらも球磨川の絶景を望む。
客室も温泉露天風呂付き和室と和洋室、球磨川を一望する和モダンビュールーム、スタイリッシュルームと充実している。
焼酎蔵「左蔵」には28蔵元の本場の球磨焼酎を集め、その試飲コーナーも。ワインセラーもあり、ハウスワインから高級ワインまで豊富にそろえている。川と海の幸を取り入れた会席料理「川幸海幸料理」とともに味わいたい。
清流山水花 あゆの里/熊本県人吉市九日町30/TEL:0966-22-2171 |
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